中国→経済減速鮮明に

中国国家統計局が9日、発表した2014年の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.0%の上昇となり、マイナスだったリーマン・ショック後の09年以来、5年ぶりの低い伸びとなった

中国政府は、14年の消費者物価の上昇を3.5%以内に抑える目標を掲げていたが、これを大幅に下回った

中国は不動産市場の低迷などを背景に景気減速が続いており、CPIの低い伸びは消費の弱さを反映した可能性があり、中国経済の現状への懸念が高まりそうだ

 中国のCPI上昇率は、09年にマイナス0.7%となったが、10年は3.3%、11年は5.4%、12、13年はいずれも2.6%だった。14年の上昇率は、8月までおおむね2%台で推移していたが、9月以降は1%台にとどまっていた。12月の上昇率は、前年同月比1.5%と前月の1.4%は上回ったが、大きな比重を占める食料品が2・9%上昇したのが要因で、食料品以外の上昇率は0.8%と前月の上昇率(1.0%)を下回った

同時に発表された企業需要を反映する卸売物価指数は、14年は前年比1.9%のマイナスで、3年連続のマイナスとなった

12月は前年同月比3.3%のマイナスで、下落幅は5カ月連続で拡大した原油など国際商品価格の下落に加え、鉄鋼やセメントなどの業種で過剰生産の解消が進んでいないためとみられる

今月20日に発表される中国の14年の国内総生産(GDP)の実質成長率は、「前年比7.4%前後」(中国の証券アナリスト)と、前年の7.7%を下回るとの予想が多い中国人民銀行(中央銀行)は昨年11月、景気下支えのため2年4カ月ぶりに利下げに踏み切ったが、CPI上昇率が低い水準にとどまっていることで、追加の金融緩和を求める声も出ている。

参考 毎日新聞 2015.01.09

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