世界征服進める→中国

中国メディアの環球網は12日、スペインの日刊紙ABCの報道を引用し、スペインのジャーナリストが「中国は経済力を利用して世界を征服しようとしている」と主張する書籍を著したと伝えた

記事によると、同著作は3部作で、前2作では中国が開発途上国に対して「新植民地主義」を展開していると主張しスペインやイタリアの経済活動に中国がどのような形で関わっているかを分析したと紹介。最終巻はこのほど発表され、中国企業や中国人が2008年の世界金融危機以降に、どのような形で先進国に進出したかを分析したという。

記事は続けて、同書は中国企業や中国人は「世界の危機」を活用して先進国への進出を加速していると論じ、「危機により進出が想定より早く実現した」と主張したと紹介。また、先進国にとっては中国の“侵入”は歓迎すべきものではない一方で、「世界でもっとも財力があり、経済成長を通じて世界にもっとも貢献している国との関係をどのように保つかというジレンマを抱えることになった」と論じた

同書は中国が「世界の勝者」と断じ、ドイツ銀行のデータとして、中国による対EUの投資残高は2010年は61億ユーロ(約8349億円)だったが12年末には270億ユーロ(約3兆6954億円)に急増したことを示した

さらに、15年初における中国の外貨準備高は3兆8000億ドル(約520兆円)に達したとし、「莫大な外貨準備を背景に、中国は海外投資においてポルトガルやイタリアなどのエネルギー産業、カナダやオーストラリアの資源産業、ギリシャの海運といった重要な産業に狙いを定めている」と主張したという

サーチナ 2015.07.14

【関連する記事】