世界の鉱業株→時価総額17兆円吹き飛ぶ

中国の経済成長鈍化への懸念を背景に世界の鉱業株の時価総額のうち1430億ドル(約17兆3000億円)相当が消え去った世界最大の資源消費国である中国の需要後退という問題に投資家は直面している

銅やニッケル、アルミニウムなどの工業用金属価格が6年ぶりの安値に下落したため、79銘柄で構成するブルームバーグ世界鉱業株指数 は過去10営業日に17%低下新規供給が市場に流入する中、鉄鉱石価格は8日、少なくとも2009年以来の安値を付けた。鉄鉱石はオーストラリア・英系BHPビリトンや英豪系リオ・ティント・グループなど大手鉱山会社の主な収益源となっている。

中国の経済成長率はこの25年で最も低い水準になると予想されており、同国の資源需要が後退し鉱山各社の利益が低下する可能性がある中国株式 市場では時価総額のうち3兆5000億ドルが吹き飛び、当局は追加対策の強化に追われ投資家は混乱している

工業用商品相場のボラティリティ(変動性)も高まっている。ドイツ銀行の鉱業アナリスト、ロブ・クリフォード氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで「現時点の投資家心理はひどい状況だためらいから不安に変わっている」と指摘。「中国の実体経済が崩壊して商品相場が下落しているのか、あるいは株式市場に対する無条件反射的な動きなのかを判断することは現段階では不可能だ」と述べた

参考 Bloomberg  2015.07.09

 

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