世界の「水」→深刻な危機

今世紀中に、水の利用に不便する「水ストレス」に数十億人が直面し、水が紛争の隠れた要因になる恐れがある。
国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」は3月に発表した報告書で「すでに世界人口の約80%が、水の利用性や水の需要、汚染などの指標で測定された水の安全保障に対して、深刻な脅威にさらされている」と述べた。

すでに現在、安全で確実な水資源を利用できない人は約7億6800万人に上り、適切な衛生設備を利用できない人は25億人に上っている

また世界全体の「帯水層(地下水で飽和した地層)」の5分の1は枯渇しているという。

中国の地下水も、60%が「直接飲用できない」ほど汚染しているという。

国連の最新の「世界水発展報告書(World Water Development Report、WWDR)」によると、世界の人口が現在の72億人から96億人に増加する今世紀半ばには、世界の水需要は55%も増加する可能性が高い。

深刻」な水ストレスの地域に暮らす人々は、アフリカ北部から中東、南アジア西部にまたがる地域を中心に世界人口の40%以上に達する見通しだという。

中東の一部の国々では、水の15~60%が蛇口に達する前に水漏れや蒸発によって消失している

参考 AFP=時 事 2014.05.20

 

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