不安神経症ってどうしておこるの?

「不安神経症」は、不安症状を主とする神経症です人間は誰しもが不安を感じますが、生活に支障をきたすことはごくわずかです強い不安や心配事が原因で日常生活に支障が出始めると、はじめて「全般性不安障害(GAD)」や「パニック障害」だと診断されることがあります
■ふたつとも近年になって使用される病名

全般性不安障害(GAD)とパニック障害は、近年になって使用するようになった病名です。かつては不安神経症としてひとつに分類されていました。しかし、近年の研究からパニック障害の原因は複数の要因が存在すると推定されました。心理的葛藤だけでなく脳機能の障害としても扱われることになったことから、1980年にアメリカ精神医学会が独立した診断分類に申請されました。1992年には国際連合の専門機関「世界保健機関(WHO)」の国際疾病分類に登録されました

パニック障害は突発的にパニック発作が起こるのが特徴です全般性不安症障害(GAD)は不安症状が長期的に、慢性的に続くのが特徴です
■全般性不安障害の原因

全般性不安障害(GAD)は精神障害のひとつなので、心理的要因や身体的要因、社会的要因が関わって発症していると考えられます一般的に、なんらかの精神的なダメージ、悩み、不安、ストレスなど心理的要因が原因だといわれていますが、まったく関係がないこともあります。身体的要因で言えば、過労や睡眠不足、風邪など身体の免疫力が低下することで発症します

生まれつきの性格が関係していることもあり、神経質で不安になりがちな人は要注意です。成人期初期がもっとも発症しやすく、男性よりも女性に発症しやすいという特徴があります成人の約3%が経験する疾患だといわれ、あまりめずらしくない病気です
■全般性不安障害の特徴

仕事や将来など未来に起こりうるさまざまな出来事に対して、過剰な不安がありますこの状態が6か月以上続くと一般的に全般性不安障害(GAD)を発症していると診断されます落ち着かない、疲れやすい、いらいらする、肩が凝る、集中できない、眠れないなどの症状が3つ以上伴います

自分では気づきにくい病気なため、身体の不調で通院した際に発覚することが多いのが特徴です。全般性不安障害(GAD)と診断された場合医師の指導のもと薬物療法とカウンセリングなどの精神療法を行います

ヘルスケア大学2016.04.03

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