三菱自→稼ぎ頭の海外でも影響

三菱自動車の燃費データ不正問題は、欧米の当局が情報提供を要求するなど影響が海外にも広がっている三菱自は25日から中国で開かれる北京モーターショーに予定通り出展し、稼ぎ頭の海外市場でアピールを続けるつもりだ。だが、海外メディアも不正を大きく報じておりイメージ悪化も懸念される

三菱自は2度のリコール隠しなどの影響で、国内販売の2015年度見通しは約10万台と最盛期の7分の1程度まで縮小一方、海外は主要生産拠点を置くタイなどを中心に伸び、販売台数は全体の約9割を占める。15年度業績予想では営業利益1250億円のほぼ全てを海外に依存している。不正対象車は現段階で国内規格の軽自動車にとどまる。このため北京モーターショーでは新型スポーツ用多目的車(SUV)「ASX(日本名RVR)」をアジア初披露してアピールし、海外販売を維持して業績の落ち込みを最小限に抑えたい考え

一方、ロイター通信は22日、米道路交通安全局(NHTSA)が三菱自に対し、不正に関する情報提供を要求したと報じた。米国での販売車種について不正の有無を問い合わせたという。ドイツ運輸省の報道官も問題が発覚した20日の定例会見で、「ドイツで対象車両が販売されているかどうか報告するよう求めた」と明らかにしている。海外でも不正が発覚すれば大きな痛手になる

さらに、英公共放送BBCや米紙ウォールストリート・ジャーナルなど欧米主要メディアは、昨年9月に発覚した独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正にも触れて大きく報道している。ブランドイメージが傷付けば、経営を支える海外販売が縮小する恐れもある

SankeiBiz2016.04.23

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