ロシア大統領、シリア展開軍の撤退を命令

ロシアのプーチン大統領は14日、シリアに展開するロシア軍に対し撤退を開始するよう命令した。15日から順次撤退を開始する。

プーチン大統領は大統領府で開いた国防相と外務相との会合で、「ロシア軍に課された任務は全般的に完遂されたと考えている」とし、「シリアからロシア軍の主要部隊の撤退を15日に開始するよう国防相に命令する」と述べた

ロシアは5カ月前、親ロシア路線のシリアのアサド政権を支援するために空爆を開始。撤退を示すことで、ロシアの空爆によりシリア内戦が泥沼化していると非難している米国との間の緊張緩和を図りたい考えと見られる

ただロシアはラタキア地方に基地を保有しており、同基地から空爆は実施できるため、今回の決定により実際に空爆がやむかは不明となっている

ロシアのペスコフ大統領報道官によると、プーチン大統領はアサド大統領に電話し、撤退の意向を伝えた。ただ、アサド大統領の去就については話し合わなかったとしている。

ロシアがシリアから軍隊を撤退するとの報道を受け、外国為替市場でルーブルが上昇。1900GMT(日本時間15日午前4時)現在、ルーブルは対ドル<RUBUTSTN=MCX>で0.07%高の1ドル=69.83ルーブル対ユーロ<EURRUBTN=MCX>で0.6%高の1ユーロ=77.50ルーブルとなっている。対ドルでの上げ幅は一時1%を超えた。

ロイター  2016.03.15
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