レアアースの中国依存→脱却

中国メディアの中国稀土在線は10日、日本が2014年に輸入した希土類(レアアース)の量は2万2307トンに達し、世界最大のレアアース輸入国だったことを紹介する一方、08年から14年までの財務省貿易統計を紹介したうえで、日本の「中国依存からの脱却」が進みつつあることを示した。

記事は、「今なお日本はレアアースの輸入を中国に高く依存している」とする一方、日本が14年よりマレーシアからのレアアース輸入を開始したことを紹介。マレーシアからのレアアース輸入は12年は0トン、13年はわずか9トンだったものが、14年は一気に1218トンまで増加したことを紹介した。

財務省貿易統計によれば、日本が輸入するレアアースを国別で見た場合、08年の輸入量は3万4330トンで、中国産が全体の90%以上を占めていたが、09年にはレアアースの輸入量全体が減少した影響によって中国産の占める割合も85.49%にまで減少。さらに、尖閣諸島(中国名:釣魚島)沖で発生した漁船衝突事故および中国のレアアース差し止め措置によって同割合は81.61%にまで減少した。

日本は中国によるレアアース輸出の差し止め措置を受け、中国に輸入を依存する危険性を認識、調達先の多元化のほか、都市鉱山からの回収、レアアースを使わない技術の開発などを進めた。

その結果、中国から輸入するレアアースの割合は10年の81.61%から11年には68.37%まで低下、さらに14年には59.64%に低下した。

逆に、日本がベトナムやフランス、エストニアから輸入するレアアースの量は年々増加しているほか、特にマレーシアからのレアアース輸入の伸びが著しいことから、記事は、世界最大のレアアース輸入国である日本が、現在輸入しているレアアース全体に占める中国産レアアースの割合は「15年も減少することが予想される」と懸念を示した。

参考 サーチナ 2015.04.16

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