リチュウームイオン電池の爆発力!?

中国メディア・中国新聞社は4日、近年モバイル端末需要の高まりとともに普及が進んできたリチウムイオン電池について、航空機の貨物室で大量に輸送したばあい、飛行機を破壊するほどの爆発が発生するリスクがあるとする香港メディア・文匯報の報道を伝えた。

記事は、米連邦航空局(FAA)が今年4月に実施した試験について紹介。5000個のリチウムイオン電池を紙箱に詰め、さらにシミュレーション用の貨物室に入れた。電池が発熱したと想定して、電池の入った紙箱のそばに発熱器を置いたところ、300個が発熱して制御できなくなり、貨物室の温度は摂氏600度近くにまで上昇。その後爆発して貨物室のドアが開き、数秒後には発火した。消火装置も役に立たなかったという。

記事は、国際民間航空機関(ICAO)のルールでは、旅客機1機につき小箱1つのリチウム電池しか積載できないことになっていると紹介。しかし、一部の輸送会社は「ルールの抜け目」を利用し、リチウムイオン電池を入れた複数の小箱を1つの大型貨物にまとめて輸送しているとした。そして「これは大量のリチウムイオン電池が含まれ、爆発のリスクが増すことを意味する」と解説した。

そして、同機関がリチウムイオン電池の包装強化、ラベリングや取り扱いにかんする基準を含めた安全ルールを厳しくすることを検討しており、多くの航空会社の労働組合も輸送量の制限を求めているとした。

その一方で、ルール改正は「もっとも早くて2017年の実施になりそうだ」と伝えた。

参考 サーチナ 2014.12.07

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