ヨーグルトや甘いコーヒーNG→不健康

朝活の時代だ。安倍政権が打ち出した“ゆう活”がポシャったのは当然の流れとしても、意外にも朝からバリバリ働くのはよくないという

英オックスフォード大のポール・ケリー博士らのチームは、「10時前の始業は社員を疲弊させ、健康を奪う“拷問”で、仕事の効率を著しく低下させる」とする研究結果をまとめた。ポールは、体内時計と行動リズムを研究する専門家。かつて自分が教頭として勤務していた中学で始業時間を8時半から10時に遅らせたところ、A評価を獲得する学生が約2割も増加。“ビジネスマンも、始業を10時過ぎに遅らせた方が仕事の効率がよくなる”と言う

フレックスタイムで10時出社ならゆっくり寝られ、電車もすいている。リラックスして仕事に臨めるが、朝の習慣が体の不調につながることはほかにもあるのだ

■甘いコーヒー

「朝、甘いコーヒーを飲むと、カフェインの作用で眠気が覚め、血圧が上昇。糖分で血糖値も上がって、ヤル気が出た気になりますしかし、しばらくすると血圧や血糖値が急降下し、眠くなる。毎日の繰り返しで、そういう乱高下がストレスになり、“アクセル”が利きにくくなり、かえって朝の不調が長引く。夕方になるとヤル気が出るのは、その典型です」(「ナグモクリニック東京」の医師・斎藤糧三氏)

ハムエッグなどでタンパク質を取り、トマトサラダなどでビタミンCを補えばいい

■ヨーグルト

朝食はヨーグルトで軽くという人もいるだろうが、これもダメ。「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の著者、デイヴ・アスプリーは、自ら人体実験して腸内細菌が豊富なヨーグルトを朝に取ると、太りやすいという結論を導いた。1週間に5キロアップしたそうだ。ヨーグルトを食べるなら、夜だそうだ

■筋トレ

運動の秋は、朝から体を動かす人も増える。

腕立て伏せやスクワットなどの筋トレがよくありません力を込めて踏んばると血圧が上がり、朝の血圧上昇と重なり、急上昇します。通勤途中は階段の上り下りやラッシュのストレスでさらに血圧が上がる。朝の筋トレは血圧のベースラインをホップステップで上げるキッカケになり、心筋梗塞や脳卒中を助長しやすいのです」(東京医大病院循環器内科兼任教授・桑島巌氏)

運動するなら、ウオーキング程度に。

■入浴

 夜は飲むから朝風呂派という人も要注意だ保温効果で、体をリラックスさせる副交感神経が優位になるが、入浴後は仕事モードの交感神経に急転する。それが体に負担だし、この時季は日に日に朝の気温が下がり、湯冷めしやすい。季節の変わり目に風邪をひきやすいのは、このタイプだ

■腰痛体操

実は、ぎっくり腰を起こしやすいのが朝で、歯磨きなどで腰をかがめたときに多い

都内の指圧マッサージ師によれば、「腰痛持ちの人が起きぬけに腰痛体操などで無理に腰を動かすのがキッカケになりやすい」腰痛体操のように腰を回すより、ベッドで前屈して腰を伸ばす方がいい

参考 日刊ゲンダイ 2015.10.03

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