モスクワ市民の7割→寝正月

モスクワ市民の74%が新年を市内で迎える予定でいることが、ロシアの世論調査機関「世論基金」の電話調査で分かった

ウクライナ危機を巡る欧米の経済制裁や原油安によってルーブル安が続く中、割高になった海外旅行を控える傾向が強まっている

◇ルーブル安で海外旅行控え

調査は今月6、7の両日に実施され、1000人が回答した。「新年をモスクワ以外で迎える予定」との回答は18%にとどまった。また、年越しの瞬間を「家で過ごす」と答えた人は65%に上り、親族宅(9%)、友人宅(7%)と続く。遠出を控え、身近な人たちと正月を祝う傾向が浮き彫りになった。ロシアは新年の1月1日から、東方正教会のクリスマス(7日)をはさんで11日まで連休となる

ルーブル相場は多少持ち直しているが、ドルに対し、昨年12月末と比べ35%超も下落している。政治学者のポリャコフ氏は「ルーブル急落のため、国内旅行が増える可能性が高い」との見方を露紙「イズベスチヤ」に語った。ロシア通信によると、国内の旅行先として、今年2月に冬季五輪が開かれた南部ソチのスキーリゾートや、3月にロシアが編入を宣言したウクライナ南部クリミア半島の黒海リゾートが注目を集めているという

子供が多い家庭では、旅行の費用がかさむため一般家庭より遠出を控える傾向が強いとみられる。非営利団体「モスクワ多子家族連盟」のコーディネーターで子供5人を持つミハイル・フェドレンコフさん(50)は「制裁で海外に行くのは難しくなったが、国内にだって素晴らしい場所はたくさんある」と力説した

参考 毎日新聞 2014.12.27

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