ペルー大統領選→クチンスキー氏勝利

 5日に決選投票があった南米ペルーの大統領選で、同国の選管当局は9日午後(日本時間10日朝)クチンスキー元首相(77)の得票が、フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(41)を上回ったとする開票結果を発表した。地元メディアは、クチンスキー氏の当選が確実な状況と伝えた。

発表によると、開票率100%の得票率は、クチンスキー氏が50・12%、ケイコ氏が49・88%。票差は約4万1千票で、近年の大統領選でも異例の国を二分した大接戦となった

クチンスキー氏は選管の公式発表の直後リマ市内の記者会見で「これから数年間、皆さんと一緒に働いていく」と語り、事実上の勝利宣言をした

ケイコ氏の父親は、1990年から10年間にわたり大統領を務めたアルベルト・フジモリ氏(77)。過去のフジモリ政権下で起きた人権侵害や汚職のイメージが今も根強く、親子2代の日系人大統領の誕生はならなかった。

クチンスキー氏はエコノミストで80年代のベラウンデ政権や2000年代のトレド政権で、首相や経済財政相を歴任。同国経済をプラス成長に導いたとして定評があり、経済界や富裕層を中心に支持を得た。(リマ=田村剛)

朝日新聞デジタル2016.06.10

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