ベトナム空軍力強化→西側企業と交渉中

ベトナムは欧米の複数の防衛大手との間でジェット機や対潜哨戒機、無人偵察機などの購入について話し合いを進めている南シナ海での領有権をめぐり中国との対立が激化しているため。複数の関係筋が明らかにした。

ベトナムは既にロシア製キロ型攻撃潜水艦3隻を保有し、2009年の26億ドル規模の防衛協定の一環として別途3隻を発注済み空軍力を強化すれば、軍事力は東南アジア諸国で最強の部類となる

交渉について直接知る業界関係者によると、ベトナムがこれまでに交渉を行った防衛企業はスウェーデンのサーブ<SAABb.ST>、欧州の企業連合ユーロファイター、欧州のエアバス・グループ<AIR.PA>、米ロッキード・マーティン<LMT.N>、米ボーイング<BA.N>

防衛各社の担当者がこの数カ月に何回もベトナムを訪れたが、すぐに合意できる段階になっている案件はないという。話し合いは継続中だとする関係者もいる。

西側防衛企業の関係者によると、ベトナム政府は老朽化したロシア製戦闘機「ミグ21」100機以上を新型に入れ替えて空軍を近代化するとともに、ロシアに対する武器依存度を低下したい意向

米国のカーター国防長官は先にベトナムを訪問し、巡視船購入資金として1800万ドルを供与すると発表した。もしも今後、ロッキードやボーイングが契約を獲得すれば、昨年10月の米政府によるベトナム向け武器輸出解禁以降で米国企業が最も大きく関与する案件になるだろう

参考 ロイター 2015.6.05

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