プーチン政権が弾圧、1兆4400億円賠償

ロシアの元富豪でフランスに亡命中のセルゲイ・プガチョフ元露上院議員(52)は22日、ロシア政府を相手取り120億ドル(約1兆4400億円)の損害賠償を求め、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提訴した。プガチョフ氏の弁護団が明らかにした。「プーチン政権の弾圧で違法に資産を没収された」と主張している。

プーチン政権に解体された元石油大手ユコスの株主グループが起こした訴訟では、同裁判所が昨年7月、ロシア政府に500億ドルを支払うよう命令。しかし、ロシア政府は応じず、欧州にある資産を差し押さえられるなどしている。今回の訴訟は判決までに数年かかる見通しだが、相次ぐ訴えはロシア政府のイメージ悪化を招きそうだ

元主要銀行のメジュプロム銀行や造船所などを経営していたプガチョフ氏は、エリツィン元大統領の側近の一人だった。エリツィン氏の後継者のプーチン大統領を支持し、プーチン氏とも仲がよかったことから「クレムリンの金庫番」などと呼ばれていた。

その後、プーチン氏との関係が悪化し、2011年には「08年の世界金融危機の際、ロシア中銀から受けた支援資金を横領した」などとしてロシア当局から資産を差し押さえられ、指名手配された

プガチョフ氏は政治弾圧だ」と訴え同年、英国に亡命さらに今年6月、フランスに移住した

参考 毎日新聞 2015.09.23

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