セックスレスの原因は?

 どうもこんにちは。ゲイライターの渋谷アシルです。

付き合いが長いカップルにとって、切っても切れないのが「セックスレス問題」彼のことは大好きだし信頼もしているけれど、いつの間にか「男と女」じゃなくなってきている。そういえば、最後にセックスしたのはいつだっけ……。

付き合い始めに感じていた愛情が、時間とともに熟成され、「家族愛」へと変容してしまう。それ自体はうれしいことだけど、そうはいっても、いつまでも「男と女」でいたいのも正直なところよね

そこで今回ピックアップするのが、同棲カップルの毎日を描いた『喰う寝るふたり 住むふたり』(日暮キノコ)。本作から、「セックスレス」の解消法を学んでみましょう。

◆セックスレス問題を双方向から見ると

物語に登場するのは、付き合って10年(同棲して8年)になる、のんちゃんとリツコのカップル。長年一緒にいて、考え方や性格、クセまでも知り尽くしている。だけど、そこは男と女。微妙な気持ちのすれ違いはなくならないのよね

本作のおもしろいところは、そういったリアルなすれ違いを男女それぞれの目線から描いているところ。些細なケンカや結婚観、デートに対する考え方などが、それぞれの目線で語られるから、男女の差が如実に浮かび上がる。そしてもちろん、「セックスレス」についても、のんちゃんとリツコ、双方向から描かれているんです。

 同棲8年目にして、極端にセックスが減ってしまったことを、深刻な問題として捉えるリツコその根底にあるのは、「大好きな人に女として見てもらいたい」という切実な想いなの。これ、アラサー世代の女性なら、誰もが共感できるんじゃないかしら? バリバリ働いていても、母親になったとしても、ときには「女」として扱われたい。それは自然な想いよね。でも、それがのんちゃんには伝わらない。

リツコがかくも悩んでいるのに対し、のんちゃんはセックスに対して消極的。もともと性欲があまり強くないことも相まって、いまでは、「日常生活ムード」からうまく「エロい雰囲気」に移行する手段を見失ってしまっているの。これは、男ならではかも。生活にメリハリを求める女性と違って、男性は慣れると一気にダラケてしまうのよね。そこで奮起して、たまにはムードを作ってみよう、なんて考えもしない。ただただ及び腰で、当たり障りなく物事を流そうとする。

そんな二人がどうやってセックスレスを解決したのか。結局、問題は二人にあったのよね。リツコは「女として見られたい」と思いつつも、下着には無頓着。それじゃあ、男だって盛り上がらない。ということで、まずは下着を新調し、意識から変えていくことに。対するのんちゃんは、同僚から「言い訳しているだけ」と一刀両断され、自分の都合のよさを痛感。「日常からエッチへ切り替わるスイッチが欲しい」なんてたんなる甘えでしかなく、ひたむきに自分を思ってくれている恋人に対してあまりにも不誠実なのだと、自分の落ち度を理解するの。そこからはもう早い。あまりにも久しぶりでギクシャクしたものの、めでたく二人は結ばれます。

教訓:セックスレスの原因は、案外些細なこと!

セックスレスになると、リツコみたいに「私、女として見られてない……」なんて自分を責めがち。だけど、のんちゃんが「日常からエロい雰囲気にスイッチできない」とウジウジしていたように、その原因は意外と些細なことだったりするの。女性からすると「そんなことで?」と思ってしまうかもしれないけれど、男性って結構もろい生き物なのよね。だから、たとえセックスレスになったとしても、自分を責めたりしないで。もちろんセクシーな下着を身につけたり、女らしさを意識したりするに越したことはないけれどね!

参考 女子SPA! 2015.05.24

【関連する記事】