セウォル号沈没から1年→これからの影響

16日、韓国のセウォル号沈没事故から1年を迎えたが、予定されていた追悼行事が取りやめとなるなど、政府への批判がさらに高まる結果となった
広場に集まった数千人の遺族ら関係者
死者・不明者300人以上を出した沈没事故から1年。
16日夜、ソウルでは追悼式典が行われた。
追悼式典に参加した人は「セウォル号が引き揚がるまで、政府は責任を全うしなければならない」と述べた
その舞台には、大統領が映ったスクリーン。
画面の下には、「事故について、その全ての責任は政府にある」と書かれていた
16日正午ごろ、事故現場である珍島を訪れた朴槿恵(パク・クネ)大統領
車から降りると、すかさず「船の引き揚げができないまま、セウォル号を解決できない無能な政権は退陣しろ」と、容赦なく罵声が浴びせられた
遺族に面会を拒否された朴大統領は、焼香をすることもかなわず、現場をあとにした
別の追悼式の会場では、弔問に訪れた李完九(イ・ワング)首相に対し、セウォル号事故犠牲者家族協議会のチョン・ミョンソン運営委員長は、「わたしは子どもの名誉のために、親として(首相の)焼香を許すことはできない」と述べた。
1年を経過しても、なお、パク政権と遺族らとの間に横たわる大きな溝
セウォル号事件直前は61%だった朴政権の支持率は、現在39%に低下。
こうした中、自殺した元建設会社社長が残したメモに、現金を渡したとされる、政府・与党の議員たちの名前が記されていたことから、大きな問題に
八方ふさがりの朴大統領
こうした状況は、今後の日韓関係にも微妙な影響を与えるとみられる
実に8カ月ぶりに帰国を果たした、産経新聞の加藤前支局長
突然の出国禁止の解除には、朴政権の対日姿勢の変化が見て取れるという
韓国政治外交にくわしい、東京大学大学院の木宮正史教授は「韓国では、今までの対日政策のままではいけないと。もう少し、日韓関係を改善するために、韓国の方からも、何らかのアプローチを取る必要があるという認識は、かなり強まっていると思います」と述べた。
しかし、今後、朴政権の思惑通りに事が進む可能性は低いと専門家は指摘する。
木宮教授は「現状のように政権基盤が弱いと、なかなか、対日政策に関して大胆な転換を行うということは、非常に難しいと思います」と述べた

参考 フジテレビ系(FNN) 2015.04.17

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