スズキ不適切測定→「迷惑かけていない」

 三菱自動車に続いて燃費データをめぐる不正が発覚した軽自動車大手のスズキの鈴木修会長は、三菱自動車の相川哲郎社長に先立ち、18日午後4時から国土交通省で記者会見した。燃費計算の基になる「走行抵抗値」の測定方法が不適切だったことを明らかにしたが、「燃費性能はほぼ間違いなく、迷惑はかけていない」と強気の主張を繰り返した

国交省の会見場に姿を現した鈴木会長は、「結果として定められた測定方法を用いなかったことについておわびします」と述べ、同席した本田治副社長ら3人と約5秒間頭を下げた

走行抵抗値の測定について、本田副社長は「(国の定めた方法では)限られた開発期間内にデータをそろえられず、現場は大変苦労していたようだ実験コースが海の近くで天候に左右されやすかった」と釈明した。さらに「燃費を良くする意図はなかった。効率を上げたいというのが動機」と述べ、担当者の改竄行為を否定した

どの車種も実際の燃費値との差は5%以下で問題ないといい、「数字が全てを物語る」(本田副社長)、「自信を持って売っていきたい」(鈴木会長)と製品に問題ないことを何度も強調した

同社は今後、実験コースへの防風壁設置や路面整備など惰行法でも効率的にデータ収集できる環境を整えるという。鈴木会長は「設備投資に至らなかった点は反省している。風通しのいい組織にしないといけない」と反省の弁を述べた

社内処分について、鈴木会長は「ルールに従って正常化することだが、善意でやったのであれば人情的に考えないと行けない」。報道陣から謝罪の趣旨について問われると「結果としてルールに従わなかったことについて、企業としておわびしている」と淡々と説明した

産経新聞2016.05.18

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