スカロボ礁埋立なら行動起こす→米

シンガポールで開催中のアジア安全保障会議では南シナ海の軍事拠点化を進める中国に対し、米国が関係国を牽引(けんいん)する形で懸念が表明された不快感を強める中国は、会議と並行して2国間会談を積極的に展開し、“分断工作”を加速させている

米国と周辺国は行動を起こすことになる」カーター氏は、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に続き、スカボロー礁(同・黄岩島)の埋め立てに着手した場合の対応を問われ、こう断言した

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中国は2012年スカボロー礁からフィリピンを追い出した同礁は比ルソン島から約200キロに位置し、米軍が再駐留を検討しているとされる同島のスービック海軍基地にも近い

中国はスプラトリー諸島とパラセル(同・西沙)諸島で飛行場を建設しミサイルやレーダーの配備を進めている両諸島に加えてスカボロー礁が軍事拠点化されれば、中国がこの3カ所を結ぶ一帯に防空識別圏を設定する恐れがあり、日米や周辺国は強く警戒している

これに対し、中国の軍関係者は「他国も埋め立てをしている」とし、中国への非難集中に不満を述べた

だがカーター氏は中国の最近の行動がはるかに過剰であると指摘して反論を退け、各国と連携した「法の支配」の圧力を強めた

一方、南シナ海の領有権で中国と衝突するベトナム軍の高官は3日シンガポールで、中国の孫建国副総参謀長と会談した。中国国営新華社通信によると、ベトナム側は、中国艦船の国際港への寄港を打診したという

南シナ海をにらむ要衝のカムラン湾も対象かは不明だが先月のオバマ大統領訪越で友好関係をうたった米国としては警戒を要する動きだ

中国国防省によると、孫氏はシンガポール滞在中、オーストラリアなど10カ国以上の軍幹部と会談し、関係強化を確認した米国や日本と距離を置きつつ、対中包囲網を切り崩す狙いであるのは明らかだ

産経新聞2016.06.05

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