コレステロール薬→卵巣がんを抑制

慶応大と米ジョンズホプキンス大のチームは高コレステロール治療薬「スタチン」が卵巣がんの進行を抑えることをマウスの実験で確かめたと発表した

米がん専門誌に24日、論文が掲載された。

研究チームは、卵巣がんを発症するように遺伝子を組み換えたマウスや、ヒトの卵巣がんを移植したマウスに、スタチンを投与して、投与しなかった場合と比較した。その結果、遺伝子組み換えマウスは、通常生後5週から卵巣がんの病変が現れてがんが進行するがスタチンを与えると8週まで明らかな病変がなく、がんの発症を遅らせることができたヒトの卵巣がんを移植したマウスでは、スタチン投与で、がん病変の拡大が抑えられた

スタチンを与えたマウスの腎臓や肝臓に異常は見られなかった。海外のがん患者の大規模調査では、診断前からスタチンを服用していた患者は、服用していない患者より、がんの死亡率が低いなどの報告がある。

小林佑介・慶大特任助教は「さらに研究を進め、卵巣がん患者への臨床試験を目指したい」と話す。

参考 読売新聞 2015.06.25

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