コショウ→アジアの需要増でベトナム活況

原油や鉄鉱石、大豆など商品の価格が軒並み下落する中、価格高騰でベトナムのコショウ農家の景気は活況だ

ジャカルタを拠点とする生産者団体、国際コショウ機構によると、黒コショウの価格は1キログラム当たり約9ドル(約1060円)と、10年前の2ドルから上昇。白コショウは最高13ドルと、3倍に値上がりしている

シンガポールの食品卸売会社オーラム・インターナショナルの香辛料・野菜担当の世界責任者、グレッグ・エステップ氏によると、アジアで食肉消費が増加し味付けのための需要が拡大したため、コショウ需要は約8年間にわたって供給を上回っている

商品価格は供給過剰により4年連続で下落している。それとは対照的に、25億ドル規模のコショウ輸出市場は拡大。国連食糧農業機関(FAO)によれば、ベトナムのコショウ生産高は20年間で15倍に増加し、同国はインドを抜いて世界最大の供給国となった

ダクラク省で14年間にわたってコショウを栽培するグエン・バン・タンさん(54)は「私は裸一貫でこの土地に来た。コショウ栽培による収入で家族を養い、オートバイを買った。自宅を建て、改築もできた」と語る。FAOによると、コショウショウガは取引される香辛料としては世界最古とされている

参考 Bloomberg 2014.11.25

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