ギリシャ→怒りと諦めが交錯

ギリシャの当局者やメディアは歳出削減や増税を含む欧州からの最新の要求に怒りをあらわにした

与党・急進左派連合(SYRIZA)の議会報道官、ニコス・フィリス氏は13日朝のANT1テレビとのインタビューで、ギリシャはユーロ圏首脳らによって「水責めにされている」と発言。右寄りのギリシャ紙、デモクラチアには「ギリシャはアウシュビッツに送られた」の見出しが躍った

しかし、夜を徹した首脳会議での約17時間の協議の末の13日朝、欧州連合(EU)のトゥスク大統領が「厳しい条件」を含むがギリシャのユーロ圏離脱の懸念に終止符を打つ合意の成立を発表した

チプラス首相は首脳会議後に「合意は困難なものだが、国有資産の海外への移転は阻止したし、信用逼迫と金融システム崩壊を引き起こすような計画も回避した」とコメント。「ギリシャが自立でき、ギリシャ国民が闘い続けることができるような合意に向けて最後まで闘った」と説明した。

新合意の内容はギリシャが5日の国民投票で拒否したよりもさらに厳しいが、ギリシャ国民には諦めも見られる。情報技術(IT)企業で秘書をしているクリスティナさん(37)は苗字を明かさず、「うんざりすることにすらうんざり。この危機は永久に終わらない。少しでもましな方を選ぶしかないところへ来ている。条件を受け入れてユーロ圏にとどまるかGrexit(離脱)かのどちらかだ」と話した。

参考 Bloomberg 2015.07.13

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