カムラン湾、高まる重要性

中国が南シナ海の軍事拠点化を進める中、ベトナム南部の要衝カムラン湾の重要性が高まっている

南シナ海の領有権を中国と争うベトナムは日本などの艦艇に利用を認めることで、中国の進出に歯止めをかけたい考え日米などにとっても、南シナ海のほぼ中央に位置し、軍や民間の船舶が多数航行する海上輸送路(シーレーン)にも近い同湾への寄港で、得られるメリットは大きい
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海上自衛隊として初めて護衛艦「ありあけ」など2隻がカムラン湾に寄港した12日、中谷元防衛相は談話で、同湾の戦略的価値について「南シナ海、ひいては地域と世界の平和と安定に大きく貢献する」と強調補給地として利用することで、国際協力活動などで海自艦艇がより円滑に行動できるとの考えを示した

さらに背景として、南沙(英語名スプラトリー)、西沙(パラセル)両諸島からいずれも550キロ前後と近いカムラン湾への日本を含めた外国艦艇の出入りが、対中けん制につながるとの期待もある

中国もこうした動きに神経をとがらせ、ベトナムに働き掛けているもようだ。ベトナムのメディアは3月末、国防省高官が対中協力に関し「カムラン湾(への寄港)も含まれる」と語り、中国艦艇も迎える意向を示したと報じた

時事通信2016.04012

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