カプセルホテルが驚きの進化

近年、カプセルホテルは「単に眠れるスペースがあるだけ」という“安かろう悪かろう”の宿泊形態から、広々スペースやアメニティの充実女性も安心して泊まれる専用フロアの設置まで、大きな進化を遂げている

カプセルホテルといえば終電に乗り遅れたサラリーマンが仕方なく利用するといったイメージだったが、最近はちょっと違う。

いまカプセルホテルで注目なのが「女性専用」

女性専用フロアはもはや常識、中には女性専用エレベーターまで設置する施設もある。利用者目線を貫いた結果ともいえるが、かように女性専用スペースを設けるカプセルホテルには進化系が多い

例えば、羽田や秋葉原、大阪、福岡などにも展開する「ファーストキャビン」は女性専用フロアはもちろん、女性専用エレベーターまで設置する施設だが、カプセルホテルのイメージとは全く異なる「キャビン」が並ぶ。

一般的にカプセルホテルが二段であるのに対し、上下の空間が確保されたキャビンなのだ。キャビンは、ビジネスクラス(専有面積が2.2平方メートル)やファーストクラス(4.4平方メートル)とカテゴライズされ、まさに飛行機のイメージ

法律上はカプセルホテルと同様の簡易宿所となり、キャビンと廊下の仕切に鍵は掛けられないが、カプセルホテルと違ってプライベートスペース内で「立ち上がれる」のは嬉しい。まさしく進化系カプセルホテルと言えるだろう

男性専用の施設であるものの最近話題となっているのが「豪華カプセルホテル 安心お宿」だ。新橋・秋葉原・新宿に展開する。

豪華カプセルホテルという名の通り、宿泊料金は安いビジネスホテルを上回るケースもあるが、その快適さは折り紙付きだ。

バリのリゾートをイメージした館内。BGMやインテリアは非日常感が溢れる。無料サービスも多彩で、コミックが並ぶネットカフェやフリードリンク、味噌汁まである

 もちろんカプセルホテルには欠かせない大浴場にはサウナも設置。カプセル内は特注の無圧マットレスに、なんと高級ホテル御用達の「シモンズ」の寝具というから驚く。更衣室には、消臭スプレーや衣類用コロコロなどみだしなみグッズが揃う。アメニティの豊富さも進化系カプセルホテルの特徴だ。

そしてついにバーまで設けるカプセルホテルが登場した。2014年9月にオープンした「カプセルホテル SLEEPS北千住」だ。

男性専用の施設だが、まずスタイリッシュな外観に驚く。利用者目線も貫かれていて、例えばカプセルホテルの多くは館内をビニールスリッパなどで移動するが、こちらはなんとパイル地の「お持ち帰りスリッパ」がエントランスに積まれているのだ。清潔感あるスリッパは嬉しい。

パブリックスペースもカプセルスペースも外観を裏切らないスタイリッシュなインテリアで、カプセルホテルの無機質なイメージからは想像できない高級感が漂う。サウナやジャグジー、水風呂も併設する大浴場に隣接するのが、なんと「バー」である。

カプセルホテルの風呂上がりといえば、演歌のかかっているような食事処で、生ビールをひっかける利用者の姿をよくみかけるが、ジャズが似合いそうなバースペースとは驚きだ

参考 NEWS ポストセブン 2015.01.03

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