オーストラリア訪中団→約1000人

 オーストラリアのターンブル首相は10日までに、2015年の首相就任後初の中国訪問を、今月14~15日に実施すると発表した同首相に同行する訪中団は、企業関係者など約1,000人から成り、ビジネス使節団としてはオーストラリアで過去最大規模となる。ターンブル首相による中国との経済関係重視の表れとみられる一方、豪潜水艦入札で日本有利との見方も広がる中で、訪中使節団により中国を懐柔する狙いもあるとの分析もある。10日付シドニー・モーニング・ヘラルドなどが報じた。
ターンブル首相は14日に、ビジネス使節団とともに上海で11~15日に開催されるイベント「オーストラリア・ウィーク・イン・チャイナ(AWIC)」に参加する予定。同使節団には、政府からチオボー貿易相や前貿易相のロブ貿易特使、コルベック国際教育・観光相らが同行し、クイーンズランド州のパラシェイ首相やタスマニア州のホッジマン首相も参加する見込み。AWICでは豪中自由貿易協定(FTA)の発効を背景に、農業や医療、高齢者介護部門での事業機会の拡大が討議される。また、15社の最高経営責任者が中国側の代表者と豪中経済関係について討議する

■習国家主席ら首脳と会談へ

ターンブル首相はその後、北京に移動し、習近平国家主席や李克強首相と会談する予定。ターンブル首相は、中国が人工島の造成などで見せる南シナ海での拡張主義に対して批判的な姿勢を示しているが、習国家主席らとの会談で議題にするかどうかについて言及していない。
中国とオーストラリアの2015年の貿易規模は1,500億豪ドル(約12兆2,426億円)だった。

NNA2016.04.11

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