ウォッシュトイレ依存症→陥らないために!

日本のトイレは世界のなかでも群を抜いて素晴らしく、海外の観光客が「ハイテクだ!」「最先端だ!」と絶賛しています。便座があたたかいのは当たり前。ノズル洗浄機能をはじめ、便座と蓋の自動開閉機能や、脱臭機能など技術の進化とともに日本のトイレ市場は拡大していきました。

ウォシュレット」は海外セレブも虜になるほど人気です。これまでもレオナルド・ディカプリオやウィル・スミスが日本のトイレに惚れ込み、持ち帰って自宅のトイレに設置するほどだったと言います。

日本ではウォシュレットはもはや当たり前。自宅や職場のトイレにウォシュレットがついているところもかなり多いでしょう。そんななか「ウォシュレットがないから海外で排泄できない」というウォシュレット依存の人まで出現しています

■正しいウォシュレットの使い方とは

ウォシュレットは82年に「おしりだって、洗ってほしい」のキャッチコピーとともにCMで流れ、一気に注目を集めました。そのコピー通り、ウォシュレットは「お尻の洗浄」を目的としてつくられています。ウォシュレットは、排泄後に汚れたお尻を洗い流すためのものですトイレットペーパーを使うとお尻に汚れをなすりつけているのと同じことなので、ウォシュレットはトイレットペーパーで拭く前に洗浄するのが正しい使い方です

■ないと排泄できない?「ウォシュレット依存症」とは

上述したように、お尻の洗浄としてつくられたウォシュレットですが、排泄する前にウォシュレットを使い、その刺激により排便を促す人が増えています。このように、ウォシュレットのついていないトイレでは排泄できない人を「ウォシュレット依存症」やトイレシャワー症候群」と呼ぶことがあります

通常であれば、便は校門付近に集まると自然と便意を催し、自分の意思で排泄できるようになっています。直腸圧亢進を使うことは、外部から直接肛門を刺激し強制的に便意を催すため、自然な排便とは言えません。まれに「ウォシュレットを使って便秘を解消した」という人がいますが、ウォシュレットを使うことで便秘が解消されるわけではありません。むしろ、ウォシュレットの刺激なしには排便できないという癖がついてしまうのです

自力で排便できないと、腸の運動までもが鈍り、排便機能不全に陥る可能性があります便秘を解消するために使用していたウォシュレットがさらにひどい便秘を助長してしまうのです

■「ウォシュレット依存症」にならないために気を付けることとは

ウォシュレット依存症にならないためには、排便前に使わないことが条件です。また、ウォシュレットを使用する際には次のポイントにも気を付けましょう。

洗浄は10秒以内で終える
ウォシュレットを使用しすぎると、必要な粘液を洗い流してしまうため、発疹や皮膚炎、潰瘍などができることがあります。お尻の汚れはだいたい3~5秒ほどで洗い流せると言います。ウォシュレットの使用時間は長くても10秒ほどで終わりにするようにしましょう

水圧や水温を上げすぎない
ウォシュレットの水圧や水温をあげすぎると、肛門への刺激が強くなります。排便を促す力が強まるぶん、自力で排便する力が弱まります。また、肛門付近への負担も大きくなり、ひどい場合はかぶれたり痔になったりするリスクもありますウォシュレットを使うときは、直接肛門に当てるのではなく、その周囲を洗うようにしましょう

使用後に強くこすらない
もともとウォシュレットは、排便後にトイレットペーパーでごしごしとこすり、痔にならないためにという目的で考えられたものでもありました。ウォシュレットを使ったあとは汚れがついていない状態なので、ティッシュで軽くふき取る程度におさえましょう

ウォシュレットなしではいられない身体にはならないよう、気を付けたいですね。

参考 Mocosuku編集部 2015.10.11

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