インドネシア→今年も2桁成長

インドネシアは物流業が堅調だインドネシア物流業協会は、今年の業界成長率を10~12%と予想した。世界経済の減速による輸出入の低迷という逆風が吹くものの、活発な国内消費が貨物量の増加をもたらすとしている。現地紙ジャカルタ・ポストなどが報じた。

同協会と米コンサル大手フロスト&サリバンの調査によると、2015年のインドネシア物流業の市場規模は、2150兆ルピア(約18兆2750億円)で、前年の1810兆ルピアから19%拡大した。これに対し、輸出は前年比14.6%減の1503億ドル(約16兆7299億円)、輸入は同19.9%減の1427億ドルと低調だった。

同協会の幹部は今年についても「原料輸入と完成品輸出は低迷するものの活発な国内消費が続く」との見解を示した。年間貨物量は前年比4.9%増の11億8000万トンに達するとみられており、貨物全体の9割以上を占める船積み貨物が4.9%、航空貨物が8.0%増加する見通しだという

ジョコ政権は海洋交通を重視しており、国内はもちろん国外との連結性の改善を政権の重要課題に掲げている今年は主要港であり、かねてから混雑が指摘されていたジャカルタ郊外のタンジュンプリオク港内につくられた新ターミナル、ニュー・プリオク港が一部稼働する見通しで、年間取扱量は4500TEU(1TEU=20フィートコンテナ1台)増加する。こうした動きも物流業の成長を後押しするとみられている

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インドネシアの物流市場は将来性が期待されており、日本からも郵船ロジスティクスや上組などが進出している。国内外からの投資増も有望視されるなか、インドネシアの物流業は競争も激化していきそうだ。(シンガポール支局)

SankeiBiz 2016.03.22

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