イチジクに光殺菌処理で腐りにくく

JA淡路日の出などでつくる「淡路島いちじくブランド化推進会議」は18日、イチジクに赤外線、紫外線をあてて殺菌する光殺菌処理」の機械を導入し、神戸市内のコンビニエンスストアへの出荷を21日から開始すると発表した腐りにくくなることから遠距離への出荷で可能になるほか、付加価値のある商品として売り出していく

光殺菌処理」は赤外線と紫外線を30秒ずつ照射し、薬剤を使わずに青果物の表面を殺菌するもので、食品検査機器などを製作している和歌山市の雑賀技術研究所が開発した福岡市で「とよみつひめ」という品種のイチジクに使われているが、全国的に主流で淡路島内でも栽培されている「桝井ドーフィン」で使用されるのは初めてという。

イチジクは下部の果肉が割れた部分からカビが生えたり、腐敗したりすることが多く、長期保存が難しかった光殺菌処理を施すと、季節や温度にもよるが通常4~5日の保存期間が2日くらい伸びるという。今年は同研究所から機械1台をレンタルし、出荷されるイチジクの一部を殺菌処理し、腐敗抑制の効果をみて本格導入を検討する。

21日から神戸市内のコンビニに出荷されるイチジクは1個ずつ透明ケースに包装され、通常の約1・7倍の価格となる128円で販売される。昨年10月にコンビニで試験販売したところ、1個から買えることなどが好評だったという。今年は10月19日までに3千個を出荷する予定。

22日からは昨年から行っている香港への輸出用に1キロ入り200ケースを出荷。香港では国内の約2・5倍の価格で販売されるという。また、大阪府北部に約50店舗を展開するスーパー「ライフ」に2キロ入り2万ケースを出荷。JA淡路日の出では「安心安全な商品を出荷してほかの産地と差別化し、付加価値をつけたい遠距離への出荷、プレミアム化を目指したい」としている

参考 産経新聞 2015.09.19

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