アジアの衛星→比政府から受注

北海道大と東北大が、フィリピン政府から受注し製作した人工衛星が13日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター=茨城県つくば市=で公開された重さ約50キロと超小型で安価ながら、気象観測や農業に幅広く活用できる世界屈指の高性能カメラを備えた

災害などに悩む新興国は、独自の衛星観測を目指しており、北大などは今後も需要の取り込みを狙う超小型人工衛星をめぐる宇宙ビジネスは世界で競争が激化しており、命運を握る試金石となりそうだ

 衛星は、縦横55センチ、幅35センチ。フィリピンの言葉で「妖精」を意味する「ディワタ1」と名付けられた国際宇宙ステーション(ISS)に運搬した上で、4月にも日本実験棟きぼうから放出する費用は、来年完成予定の2号機と合わせて8億円。従来の大型衛星が1基数百億円かかるのに比べ、桁違いに安い。フィリピン政府が人工衛星を所有するのは初めて

人工衛星を一緒に作りませんか」。3年前、北大宇宙ミッションセンターの高橋幸弘教授(50)がフィリピン政府に持ちかけたのが計画の始まり同じ頃、宇宙開発で世界をリードする米航空宇宙局(NASA)からも同国に人工衛星販売の働きかけがあった

それでも北大・東北大と手を結んだ理由について、13日の記者会見に同席したフィリピン科学技術省のゲバラ事務次官は「技術協力が受けられたため」と説明した衛星を組み立てたのは、フィリピンからの留学生9人。高橋教授らの指導を受け、時に徹夜をして1年間で完成させた

参考 北海道新聞 2016.01.14

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