たまご岩落下危機→阿蘇高岳

 熊本県の阿蘇高岳の頂近くに推定4トンはあろうという大岩が転がっている。丸い姿から通称「たまご岩」の名を持つが、地盤の浸食が激しく、落下や崩落を心配する声がある。県などで構成する阿蘇山遭難事故防止対策協議会(遭対協)は岩の点検を行い、登山客などへの注意を促している。

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たまご岩は仙酔峡から高岳に上がる仙酔尾根の最上部にある独立した岩とみられ、横幅約180センチ、高さ約150センチ。急斜面の登山路にドスンという感じで座っており、登山者の目印にもなっている
関係者によると、岩はもともと半ばまで土に埋まっていたという。地盤の浸食が目に付くようになったのは、1990年に阿蘇地方を襲った豪雨の後特に2012年の九州北部豪雨の影響が大きく、浸食が進んで、岩の大半が露出した状態になった
登山ルートの点検を毎年行っている遭対協は、14年の点検時に「崩落キケン」の字を岩に明記。危険除去に向けては「下に落とす」「その場で割る」「近くに穴を掘り埋める」のほか、「すぐ崩落することはあるまい」などの意見があり、処置を当面先送りして、状況を見守っているという。
=2016/01/04付 西日本新聞朝刊=

参考 西日本新聞 2016.01.04

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