すぐに枯らしてしまうあなたに→観葉植物

観葉植物は、採光環境によって選ぶのが正解
部屋の印象をガラリと変える観葉植物。1鉢あるだけで、ぐっとオシャレになる優れ物。しかし、思いつきで購入すると、すぐに枯らしてしまうことも……。上手に育てるには、実はけっこうコツがいるのだ。

ズバリ、そのポイントは『光の加減』。熱帯ジャングルを原産地とする観葉植物は、弱光を好み半日陰で育つものや、砂漠下で育ち強い光を好むものなど、種類によって光に対する許容量がさまざまなのだ。室内のどういう場所に置きたいのかで、観葉植物の種類も決まる。つまり、置く場所の採光環境によって選ぶのが正解なのだ

例えば、暖かな太陽光がたっぷりと注ぎ込むリビングであれば、光を好む観葉植物を選ぶべきだし、日差しが入らないバスルームであれば、耐陰性の強い観葉植物がふさわしい。設置場所の明るさを基準に選べば失敗しない。

弱日当たり
□ガラス窓から少し離れている
□室内でも明るい
□秋から春は朝日のような弱い光線が差す

1.幸福の木
熱帯アフリカ原産のドラセナ・フラグランスの一変種で、正式にはドラセナ・フラグランス・マッサンゲアナという。茎が太く、葉の濃淡が美しいのが特徴。若葉ほど縦じまの黄色が強く出る。初心者にも育てやすい丈夫さも魅力。生長すると香りの良い白い花を咲かせる

2.アレカヤシ
深緑色をした細長い羽状の複葉が美しく広がり、トロピカルな雰囲気を醸し出す。1鉢置くだけでも部屋の印象をガラッと変えるほどの魅力を備えている。葉の中央脈と葉柄が黄色く、竹をイメージさせることからバンブーイエローパームとも呼ばれている

日当たり
□窓を通しても充分な明るさを保てる
□午前中、直射日光が差し込む
□夏の太陽や強い西日は避ける

例えば……

3.アイビー
育てやすくて種類が豊富なことから、小型の観葉植物では特に人気がある。もちろん、その愛くるしい見た目も人を惹きつける魅力を備えている。生長が早く、葉は古くなると光沢がなくなるため、生育期には伸びすぎたつるを摘み、若葉を更新するとよい

4.ユッカ
多肉質の茎が円柱状に伸び、その先に細長い剣状の葉が上向きに密生する。寒さに強く、丈夫で育てやすいことから、初心者にぴったりの観葉植物として人気。30cmから1.5mくらいの長さで茎を切って発芽させる。『青年の木』という名称でも流通している。

日陰
□窓から離れ自然光があまり届かない
□窓のないスペースである
□近くに明るい照明が確保できる

5.ポトス
大鉢から小鉢まで好みに仕立てることができる常緑のつる性植物。葉の美しい品種が多く、淡黄色の斑が綺麗に入るのが特徴。園芸品種も数多くあり、葉全体が淡黄緑のライムや小型でかわいらしい白斑が入るマーブルクイーンなどが有名。シュウ酸カルシウムを多く含み、摂取すると粘膜を激しく刺激し、腎機能が低下するおそれもある。日常の手入れをする分には心配いらないが、ペットを飼っている場合は食べられないように注意しよう

6.アンスリウム
白や赤や桃などの色があり、つぼみは光沢がある。花が咲かない時期でも観葉植物として楽しめる常緑の多年草。ただし、人により茎葉の液に触れると水泡や化膿をともなう皮膚炎を起こすこともある。シュウ酸カルシウムを多く含み、摂取すると粘膜を激しく刺激し、腎機能が低下するおそれもある。ペットなどに食べられないように十分注意して配置しよう。

ここに挙げたものはほんの一例だ。園芸店やホームセンターなどでは、さまざまな種類のものが売られているので、光の加減を意識して、好みのものを選ぶといいだろう。

さらに、置く場所にもたらしたい印象や機能もヒントになる。例えば、お客様を迎える玄関にはインパクトのあるタイプを、キッチンには清潔を重視してハイドロカルチャーなどがいいかもしれない

部屋のパートナーにもなってくれる観葉植物。適材適所を意識して選び、大切に育ててあげたい。

編集 M

エイ出版社2016.05.17

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