おせち料理→縁起物には意味がある

2014年は「和食」が無形文化遺産に登録されましたお正月のおせち料理は和食の代表格といえますかつて年末の台所は忙しく、おせち作りに慌ただしい光景が見られました。最近では、作らずに買う家庭も増えてきているようです。

◆おせち料理に入っているもの
おせちと言ってもタイプはさまざまで、重箱に詰めたり大皿に盛ったり、家庭によっても違いがありますね。正式には四段重ねですが、地域や家庭によって五段重が基本の場合もありますし、人数が少ない家庭では三段重も増えています。それぞれの重箱には、次のようなものが入っています。

●一の重
祝い肴:お酒のおつまみ(黒豆、田作り、数の子、きんぴらやたたきごぼう

●二の重
口取り:紅白蒲鉾、伊達巻、栗きんとん、昆布巻き、酢の物(紅白なますなど)

●三の重
焼き物:海の幸(鯛、エビ、ブリなど

●与の重
煮しめ:山の幸(やつがしら、くわい、蓮根、人参、しいたけ、タケノコ、こんにゃくなど)

なお、五段の場合は五の重は空になっていることが多く、「現在が満杯の状態ではなく、さらに繁栄し、富が増える余地があることを示している」のだとか

◆おせち料理の中身と縁起
おせちの各品には意味が込められ、栄養価も優れています

●黒豆
まめ」は丈夫・健康を意味する。良質なタンパク質が豊富。大豆イソフラボン、アントシアニンなど抗酸化作用を持つ成分も豊富

●田作り
小魚を田畑の肥料にしていたので「田作り」と呼び、五穀豊穣を願う。カルシウムや亜などのミネラルが豊富

●数の子
ニシンの卵。「二親から多くの子が出る」と、子宝と子孫繁栄を願う。ビタミンB12が豊富。ただしコレステロールも多いので、コレステロール値が高めの人は控えめに

●えび
長いヒゲと腰が曲がった様子から、長生きの象徴。高タンパク低脂肪、低カロリー。カルシウム、ビタミンE、タウリンも豊富

●昆布巻
よろこぶ」の言葉にかけて、一家発展の縁起もの。カリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富。食物繊維も豊富

●紅白かまぼこ
日の出の象徴。紅はめでたさと喜び、白は神聖を表す。白身魚のすり身から作られているので、良質なタンパク質が豊富

●栗きんとん
財宝の象徴。豊かな1年を願う。マッシュしたサツマイモと栗で作り、ビタミンCや食物繊維が豊富

●蓮根
穴が開いた蓮根は、先を見通せるようにとの祈願。ビタミンCや食物繊維が豊富。ネバネバ成分であるムチンも含まれる

●ごぼう
細く長く根を張るごぼうは、細く長く幸せを願う。食物繊維が豊富。水溶性食物繊維、不溶性食物繊維をバランスよく含む

◆おせち料理を上手に食べる
おせち料理は、それだけでさまざまな栄養素を摂ることができます。ただし、お正月の間保存が効くように砂糖や塩を多く使うため、糖質と塩分の摂り過ぎに注意しましょう。当然ながら、食べ過ぎも禁物です。一方で、不足しがちなのは水溶性ビタミン。特に「ビタミンC」や「葉酸」は不足しがちです。おやつやデザートに、みかんやイチゴなどフルーツを食べたり、葉物野菜を使ったサラダをプラスしたりするといいでしょう

参考 Mocosuku編集部 015.01.01

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