「老け顔」の低年齢化が進んでいるの?

10月7日からスタートしたドラマ「偽装の夫婦」(日本テレビ系)で母親役を演じる内田有紀さんに対して、「なんか今までと違う」「劣化?」といった声があがっているとの報道がありました。内田さんの変化についての真偽は別として、これ以外にも、芸能人の劣化の話題が、ネットをざわつかせることが度々あります。そこで、ここでは、容姿の老化について考えてみました。

◆「老け顔」の低年齢化!?

誰もが避けたいと考える「老け顔」。ある程度の老化現象は受け入れる他ありませんが、それが防げるものだとしたらどうでしょうか。本来なら若々しい顔のままでいられたかも知れない人が、よくない環境や習慣によって予定よりも早く老けてしまうとしたら……

気になるのは朝食を食べない若者の増加です。厚生労働省は2014年12月に「平成25年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表しました。それによると、朝食欠食率は男女とも20代がピークであることが分かりました。20代といえば、まだ仕事にも慣れていない時期です。朝早く起きられず、朝食をとる時間がないという人も多いでしょう

また、若者の一部では早い段階から「美」を意識し始め「スリムになりたい!」「小顔になりたい!」と過剰な食事制限を始める年齢が下がってきていますこうした生活習慣の変化が「老け顔」の低年齢化につながっているという指摘もあります老化の始まりが早ければ、30代、40代と年齢を重ねるにつれ、同年代よりも老けて見られる可能性が高くなってしまいます

食事制限や朝食を抜くことによって一時的に体重が減少し、スリムな体型になることもあるでしょう。しかし、飢餓状態が続き、必要な栄養素が不足すれば、それは肌のタルミやシワの原因になります。「痩せてはいるけれど老けて見える」…これは、現在の若者が直面しているジレンマです。アイドルやタレントとして活躍している人の中には、人気絶頂期に無理な食事制限をし、老化を早めてしまった人もいることでしょう。

◆20代後半から老化を自覚

医療法人社団シーズ・メディカルグループ シロノクリニックは20代から30代までの女性100名に「肌の老化」に関する意識調査を行いました。それによると、約7割の女性が20代後半から老化を気にし始めると回答しています。そして、老けたと感じるパーツについては、約8割の女性が「ほうれい線」「目元」を挙げていました。いずれも、ダイエットによる影響を受けやすいパーツです

◆「ほうれい線」「目元」の老化を防ぐには?

ハリのある肌は皮膚と皮下脂肪のバランスの上に成り立っています。ダイエットをすると皮下脂肪が減少しますが、その時に皮膚がスムースに縮まないとシワやタルミが生じ、気になるほうれい線や目元の老化にもつながります

しかし、急激に痩せなければ多少のシワやタルミは肌のターンオーバーによって解消することが期待できます。問題となるのは、生活習慣の乱れ、過度な紫外線やストレスによって肌を支える真皮層のコラーゲンが減少し、ほうれい線や目元のシワが回復しないケースです

早すぎる「老け顔」を防ぐには次の点に注意しましょう。

・食生活・生活習慣の見直し
・年齢に合ったスキンケア
・肥満を避けるが、過度なダイエットは禁物
・紫外線対策

◆体重低下による深刻な老化

深刻なケースについてもふれておきましょう。女性の場合、拒食症・過食症、神経性無食欲症によって体重が低下すると無月経となります。無理なダイエットにも同様の危険があり、これを低体重性無月経といいます。低体重性無月経は骨粗鬆症を引き起こし、骨折リスクを高めてしまいます。骨折してしまうと日常生活で十分に体を動かすことができずに筋力が低下し、「老け顔」どころではない深刻な全身の老化となります

実年齢よりも老けてしまわないためには、やはり規則正しい生活が基本です「老け顔」を気にしている人の中には、本人が気にしているほど老けて見えないという人も多く含まれています。実年齢に比べ、どの程度老化が進行しているかについては、アンチエイジング外来等を備えた医療機関で調べることができます。美容医療を検討したいという人は、その前に、専門家による客観的な評価を受けるとよいでしょう。

参考 Mocosuku編集部 2015.10.15

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