「千葉時代」→認定目指せ

約77万年前の火山灰を含む千葉県市原市の地層が、地質学上の世界的な基準地「国際標準模式地」に選ばれる可能性が出てきている国内の研究グループが「千葉時代(チバニアン)」の名前で、国際的な学術組織に申請する準備を進めており、馳浩文部科学相が5日、現地を視察した。現地で説明を受けた馳氏は研究を後押しする考えを示した。

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同市田淵の養老川沿いにある「千葉セクション」と呼ばれる地層で、豊富な「磁性鉱物粒子」が含まれる地球の磁場は過去、不定期にN極とS極が逆転。約77万年前に最後の逆転が起きたとされ、千葉セクションは詳しい分析が可能な地層とされる。国立極地研究所(東京都)の菅沼悠介助教らが研究を進めてきた

地質学上の時代名は、その時代の代表となる場所が国際標準模式地として1カ所選ばれる。約77万年前の地層はイタリアにも2カ所あり、千葉セクションを合わせた3候補地の争いになっている。審査する国際地質科学連合は2017年初めまでに選定する

選ばれれば、地質時代に初めて日本の地名が付けられることになる。馳氏は視察後、記者団に「ぜひ機運を盛り上げてほしい」と話した。【阿部義正】

毎日新聞  2016.03.05
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