「ナシ婚」増加でブライダル市場に危機感

京王プラザホテルをはじめとした東京・西新宿にある4ホテルが共同で、2月1日から11日にかけてウエディングフェアを開催する。系列が異なり日頃はライバル関係にある4ホテルが垣根を越えて、ひとつのプロジェクトに取り組むのは今回が初めて。

今回のフェアは「Nishi-Shinjuku Something Four」。京王プラザをはじめハイアットリージェンシー東京、ヒルトン東京、パークハイアット東京が連携しながら潜在需要の掘り起こしを図っていく

西新宿は東京都庁をはじめとして高層オフィスビルが立ち並び、交通の便もよいことから、かつてはブライダルでも人気の高い地区だった。しかし、丸の内・大手町や六本木など東京の中心部で再開発が進み、挙式・披露宴需要にも対応した高級ホテルが続々と進出。エリア間の競争が激しさを増している。また、郊外などでは豪華な内外装を施し広いプライベートガーデンを備えたゲストハウスが台頭。ホテル以外の施設との受注競争も激化する一方だ

また、ブライダル市場全体は人口減少や挙式・披露宴を行わずに結婚する「ナシ婚」の増加などによって、縮小傾向をたどっている。ウェブでの情報収集が進んだ結果、日数をかけて複数エリアの会場を検討するカップルは減少しているという。

ウエディングフェアは、ホテルに限らず各施設単体で開催するのが一般的だ。しかし、こうした動きに危機感を募らせた西新宿の4ホテルが選んだのは、がっちりとスクラムを組んで、ブライダル需要の活性化を図ること。これによって西新宿エリアのファン層拡大にもつなげていく

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